【専門医監修】排卵日を賢く予測!妊活成功のためのタイミング徹底解説

妊活ガイド
監修医師 監修

監修 梅ヶ丘産婦人科 齊藤英和先生

山形大学医学部卒業後、同大学、国立成育医療研究センターを経て現職。 日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖専門医、医学博士。 梅ヶ丘産婦人科勤務、国立成育医療研究センター臨床研究員、神戸元町夢クリニック顧問、浅田レディースクリニック顧問、 近畿大学先端技術総合研究所客員教授、1 more baby応援団理事、 ウイメンズヘルスリテラシー協会理事。

いちばん妊娠しやすい日はいつ?

漠然と「排卵日が妊娠しやすい」と知っていても、実際それがいつなのか、どうやって予測するのか、
わからないことも多いはず。また排卵のタイミングは約1ヶ月に1度と限られているため、可能な限り
予測の精度を高めたいもの。排卵予測にまつわるアレコレを、齊藤先生に伺いました!

そもそも「排卵」とは?

排卵とは、女性の卵巣のなかにある「卵子」が、「卵胞」を破って排出される現象のこと。
排出された卵子は「卵管」に取り込まれ、精子と出会う卵管膨大部へと進みます。
排卵が起こるのは約1ヶ月に1度。
一般的に生理が始まる14日前あたりに片方の卵巣で起こり、そこから受精が可能な時間は
10数時間(体外受精では数時間以内)ともいわれています。
排卵の前に精子が卵管膨大部に到着していると「受精」の確率が高まるため、排卵日当日と、
その1~2日前の性交がベスト。排卵日を予測することでタイミングがつかみやすくなります。

排卵日は正確にわかるの?

結論からいうと、残念ながら排卵日を確定させることはできません。
というのも生理周期のずれは環境の変化や体調、ストレスなど様々な影響で起こるものだから。「生理周期が安定している」という方でも、ずれを完全に防ぐことは難しいといわれています。
とはいえ、妊娠をする上で排卵日の予測が大切であることは間違いありません。
排卵予測の方法はいくつかありますので、適宜併用して精度を高めていきましょう。

監修コラム:排卵期とおりものの変化

ホルモンや体調の変化にともない、おりものも生理周期によって量や状態が変わります。
排卵期には量が多くなり、透明で粘り気のある状態に。
ただし下着に付着したおりものの状態だけで排卵日を予測することは難しく、おりものを採取して調べる不妊治療の検査でも正確な予測は困難とされています。
あくまで参考程度にとどめておくとよいでしょう。

排卵予測メソッド

Method:1 生理周期から予測

生理周期をもとに排卵日を予測するオギノ式という方法。まずは自分の生理周期を確認しましょう。
排卵が起きてから次の生理がくるまで約14日といわれているため、「次の生理開始予定日-14日」
あたりが排卵日と推測されます。ただし前述の通り生理周期はずれることがありますし、
もともと生理不順の方は計算できないので注意が必要です。

Method:2 基礎体温から予測

基礎体温とは、生命維持に必要な最低限のエネルギーしか使われていない状態、
つまり寝ているときの体温のこと。できれば毎日同じ時間に、起きてすぐ(体を動かす前)の体温を測り、
2ヶ月ほど記録を取りましょう。
記録を続けると「低温期」と「高温期」の周期があることがわかり、低温期から高温期に切り替わる
タイミングが排卵期と予測されます。
なお排卵日に一度体温がガクンと下がるといわれていますが、これも個人差があり、
必ず下がるとは限りません。
また、基礎体温からわかるのは「排卵があったかどうか」。
高温期に入ったときはすでに排卵が終わっているため、排卵が定期的に起こっているかの確認や、
次の生理開始日の予測に役立てることがメインとなります。

Method:3 検査薬から予測

『排卵日予測検査薬』を薬局、ドラッグストア、インターネットなどで購入し、妊娠検査薬と同様、
尿をかけて検査する方法があります。
排卵を促す「黄体形成ホルモン(LH)」は排卵前に急増することから、排卵日が近づいたタイミングで
1日1~2回、数日間検査をしてホルモン量の変化を確認。
排卵の1日前に初めの陽性が出るとされています。
陽性の判定方法は、ラインの色の濃さや本数など商品によって異なりますので、
使用前に説明書をよく確認しましょう。

Method:4 経腟超音波検査から予測

卵胞(卵子が入っている袋状の構造)の大きさを測る検査で、主に不妊治療の一環として医療機関で受けられるもの。
卵胞は排卵に向けて徐々に成長し、一般的に直径20ミリほどになると排卵するといわれています。
経腟超音波検査では子宮内膜の厚さや卵胞の大きさをチェック。
その時点での卵胞の大きさをもとに、約何日後に排卵が起こるかを予測していきます。

監修コラム:排卵日の体調

排卵期はホルモンの変化が活発になる時期。その影響で、排卵日前後は眠気・だるさ・ほてりといった
体調不良が起こることも。
胸の張りや、下腹部が引っ張られるような痛み、少量の出血をともなうケースも見られます。
(通常は治療が必要なものではありませんが、疾患が隠れていることもあるため症状が強い場合は
受診してください)
これらの変化も排卵のサインではありますが、何も感じない場合もありますし、毎回症状が同じとも限りません。
やはり排卵予測の手がかりとしては不確実といえます。

みんなはどうしてる!?排卵日予測

妊活をサポートする排卵日予測。どうしてる? 周りの反応は?
みんなの声を聞いてみました!

気がつくとイライラのもとに

「自他ともに認める、完ぺき主義のところがある私。毎日きちんと記録をつけているのに、
どうにもうまくいかずイライラ…。
いつの間にかプレッシャーになってしまっていたようです。
予測ばかりにとらわれず、もっと気楽にいこう!と割り切ることも大切かも」

自分に合う方法を発見

「私にとっては『体温を測って記録をつける』というハードルが高くて、
いつも途中で挫折。友だちに相談したら、アプリで行う方法を教えてくれました。
スマホはいつも見るものだし、忘れることも少なくなって、私には合っているなと感じましたね♪」

心に余裕ができた♡

「ノートに基礎体温をつけていました。排卵時期だけでなく、生理周期の全体像を知ることで心に
余裕が生まれた気がします。
途中から”起きたらすぐ計測”が習慣になっていったので、そこまで苦労することなく続けられました」

意見を聞きすぎて思考が迷宮入り

「私が妊活していることを知った職場のママさんが、親切心であれこれアドバイスをしてくれたのですが…。職場で自分の周期を知られるのも微妙でしたし、排卵検査薬から風水・夢占いまで、
とにかく知識が豊富な方で。
結局なにが自分に合っているのか迷子になってしまい、すみません、少し距離をおかせていただきました」

パートナーの理解も深まった♪

「排卵予測は前から興味があって、夫にも相談。“体の変化を知ることができるのはいいね!”と協力的で、
アプリの記録を夫のスマートフォンと共有しました。
自分だけでなく2人で周期を把握することで、妊活が格段にスムーズになった気がします。
おまけに、生理のときに気遣ってくれるようになったのもうれしかったな」

2人目で実感した「知識は武器」

「1人目のときは頑張って記録をつけていましたが、2人目はかなり適当(笑)。
アプリの記録もつけたりつけなかったりで、よく『その後はどうですか?』みたいなメッセージ通知が
来ていました(笑)。
それでも知識があって、自分の周期を冷静に把握できたのはよかったですね」

考え方の違いで不穏な空気に

「排卵予測をしようと薬局で検査薬を購入。
それを見せながら夫に話したら、まさかの反応で…。
“自然の流れに任せるのが一番だよ”という夫と意見が対立してしまったんです!
そこから何となくギスギスしてしまい、体温を測るのすら気が引ける感じに…。
もっと柔軟に考えてほしかった」

生理周期を知ろう

女性のからだは約1ヶ月の間に、ホルモンの変化によって一定周期をくり返しています。
このリズムを知ることで、心とからだの調子が整いやすくなるだけでなく、
排卵日も予測しやすくなりますよ。
自分の周期をやさしく見つめることが、毎日を心地よく過ごすヒントになります。

用語解説

卵胞期

「卵胞ホルモン」が増え、卵巣の中で卵子が成長する期間。

排卵期

卵巣から卵子が飛び出し、おりものの量が増えていきます。

黄体期

卵胞が黄色く変化し「黄体ホルモン」を分泌。子宮内膜が厚くなります。

【2025】排卵予測の最新トレンド

テクノロジーの進化により、排卵予測の方法もぐっと身近でやさしいものになってきました。
アプリやスマートウォッチ、AIやIoTなど、からだのリズムに寄り添ってくれるツールが増え、
自分にぴったりの方法を選ぶことができます。
排卵予測検査薬も種類が豊富で、やさしくサポートしてくれる心強い存在です。

アプリ

生理日や排卵日の予測も簡単。さまざまなアプリが登場しているので、自分に合ったものを選びましょう。

スマートウォッチ

身につけることで心拍数の変化もモニタリングできるなど、ホルモンの変化がわかりやすいことが特徴。

AI

生理周期や基礎体温との同期も可能。一人ひとりの傾向に合わせた予測を行ってくれる機能も開発されています。

IoTデバイス

おりものの状態・データから周期を予測するものも。日本での認知度はまだ低く、今後注目のカテゴリー。

排卵予測検査薬

排卵日を事前に予測できる検査薬。現在は日本製・海外製と種類が豊富で、価格帯もさまざまです。

「排卵予測」は排卵のタイミングを測るものであり、妊娠時期を特定するものではありません。排卵日をあらかじめ把握することはメリットが大きいものですが、意識し過ぎるとプレッシャーに感じてしまう場合も。食事・運動・睡眠・ストレス管理などにも気をつけながら、穏やかな気持ちで取り組みましょう。

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