PROFILE
きくち・あみ
1990年北海道生まれ。
2006年から芸能事務所「レプロエンタテインメント」に所属。
2008年4月に『アイドリング!!!』オーディションに合格して16号として加入。
2014年に同グループを卒業するまで、アイドルとして活躍した。
卒業後は、モデル、タレントとして活躍。
長女を出産してからは、ママタレントとして人気を集めている。
2006年にレプロガールズオーディションにエントリー。
最終審査で落選するも審査員に声をかけられ芸能界へ。
バラエティー番組を中心に、人懐っこく愛らしい笑顔を私たちの元に届けてくれている菊地亜美さん。
2020年夏に第一子である“こあみちゃん”を出産し、このたび、念願の第二子を授かった亜美さんに、
今の心境や家族のことについて、インタビューしてきました!
流産経験を乗り越えた第二子妊娠への道のり
まもなく我が家は4人家族になります♡
ついに、念願の二人目を妊娠!夫とともに舞い上がっています♡
2018年に一般男性と結婚し、2020年に第一子を出産。その後、2年にわたる不妊治療を経て現在第二子を妊娠中の菊地亜美さん。第一子のときも妊娠したことがうれしかったけれど、第二子の妊娠が分かったときは格別のよろこびを感じたといいます。
その理由は―
2度の流産経験とその時の心境
「実は私、これまでに2回、流産を経験しているんです」
1度目は2019年の夏。家族や親しい友人に妊娠したことを報告していたある日、突然体調不良になった亜美さん。
ご主人から「今日、つわりが少ないから病院に行ったほうがいい」と促され、検診を早めて診察に向かったところ、稽留流産していたことを知らされたといいます。
不妊治療中の夫婦の支え合い
その後、長女である〝こあみちゃん〞を出産したのち、再びの流産を経験。
その際は涙すら流せず「なんで私だけが……」と気持ちが落ち込みましたが、二人目を望む気持ちが消えることなく、妊活に励むことになりました。
安定期に入った時の喜びと家族の反応
「流産した時の気持ちは、今でも思い出すのがつらいくらいです。だからこそ、第二子が安定期に入ったときは、本当にうれしかったですね。
夫は『まだよろこべない!』『まだ何があるかわからない!』と慎重になりできるだけ冷静を保っているようですが、気持ちの上では私と一緒に舞い上がっています(笑)。」
流産していたことを発表したのは、同じ思いを抱えてつらい日々を過ごしている方に、同じ悩みを抱えている味方がいることを知ってほしかったため。
応援したい、悩みを共有することで励ましてあげたい、そう思ったんです。
YouTubeで発表したことをきっかけに、私自身にも励ましのメッセージをたくさんいただきました。病院から言葉を送ってくれた方もいたんです。本当にうれしかったですね。
夫との支え合いで築いた理想のマタニティライフ
夫とは出会って9ヶ月の電撃婚。優しくおおらかな夫に感謝の日々です。
妊活を経て第二子を妊娠した亜美さん。
夫との役割分担と妊活へのアプローチ
妊活中は夫婦間のモチベーションを下げないため「ネガティブモードにならない」ことを心がけていたといいます。
「私はすごく心配性な性格。仕事でもたった1つ失敗しただけで落ち込んでしまい、立ち直るのに時間がかかるタイプなんです。
『あ〜、やっちゃった……』って必要以上にクヨクヨしちゃうというか。
そんな私とは真逆で、夫は『失敗してもいいじゃん。そういうときもあるよ!』と、ポジティブにとらえるタイプ。
二人目妊活中も、『授からなかったらそのときはそのとき。かわいい娘が目の前にいるんだから、いいじゃん!』って、おおらかに受け止めてくれていました。
診察のために病院に行かなければならなくて、でも気分が乗らなくて出掛けるのを渋っている私に『行かなくてもいいよ。無理してまで行く必要ないでしょ』って言ってくれたことも。
楽観的な夫に、何度も助けられました。」
ご主人の明るさに救われ、不妊治療をマイペースに行うことができたことが、二人目の妊娠につながったのかもしれないと亜美さんは続けます。
「夫の言葉に励まされながら、2年間、妊活をしたりしなかったりを繰り返しました。ありがたいことにお仕事もたくさんいただけたので、そういうときは仕事に集中し、落ち着いたところで妊活を再開。こうして、妊活だけにとらわれずにいたことが、私たち夫婦にとって良い結果をもたらしてくれたように思います。
長女への接し方も、夫は『いいじゃん』『そういう日もあるよ』って肯定するタイプで、私はつい口うるさく叱ってしまうタイプ。夫がおおらかなタイプでよかったと、心から感じています。」
そんなご主人とは、テレビの収録で大阪に行った際、友達を介して知り合ったそう。出会いからわずか9ヶ月で電撃婚。
1年間ほどふたりの時間を楽しみ、その後、一人目の妊娠に至りました。
家庭では、とくに役割分担は決めず、互いにできることをできる範囲で行うことでバランスをとっているといいます。
「我が家はちょっと変わっていて、夫も私も男女どっちの役割も担っている感じ。男だから働く、女だから家事をするということはなく、どちらもできることをやる感じと言えばわかりやすいかな。一人目を出産したときは『これやって、あれやって』といろいろ言ってしまいましたが、本当に何でもやってくれるので、今は安心感しかありません。
お互い、仕事もガッツリ・育児もガッツリで、いわゆる〝50/50〞な感じが〝ウチらしさ〞です。
あ、もちろんケンカはいっぱいします(笑)。
意見をきちんと出し合って、不満をため込まないこと。これも夫婦円満のコツかもしれません。」
上の子との過ごし方と第二子妊娠の体験
上の子への妊娠報告と反応
「妹か弟が欲しい」そう願うこあみちゃんに対して妊娠を報告したのは、安定期に入り、ファンの方に妊娠の報告をする予定の日のわずか一週間前のことでした。
「本当はすぐにでも妊娠したことを伝えてあげたかったのですが、言ってしまうとうれしさのあまり幼稚園とかでしゃべっちゃいそうだな、と(笑)。なので、教えてあげるのがギリギリになってしまいました。
最初は『ママのおなかの中に赤ちゃんがいるの? 本当に?』と半信半疑。でも、おなかがどんどん大きくなっていくのを見て実感がわいてきたようです。
『まず私がママのおなかに入って、今何考えてるのか赤ちゃんに聞いてこようか?』
なんてかわいいことを言ってくれたりします。
私が『赤ちゃんは今、おなかの中でプカプカ浮いてるよ』と教えたら『私、スイミングでまだ5秒しか息を止めていられないのに、どうやってるの!?』って驚いたことも。
二人目の妊娠とともに長女の成長も見られる日々が、愛おしくてたまりません。」
一人目と二人目の妊娠の違い
ちなみに第一子妊娠中と第二子妊娠中の現在では、「時間の過ぎ去り方」と「いろんなことがザックリになった」ことが大きく違うそうです。
「一人目のときは、『今、何週?』って聞かれたら『第何週の何日目』って細かいところまで言えたんです。
今は、『ええと?』って(笑)。何ヶ月目かは言えますが、何週目とかまで気にしなくなりました。
適当になったわけじゃないんですけど、一度経験しているのでザックリになった感じですね。
そういえば、一人目のときは妊娠6〜7ヶ月くらいでベビー用品をほぼほぼそろえたんですけど、二人目はまだ何もしていません(2024年12月中旬時点)。
上の子を育てながらなので、どうしても熱量は半分になるのかも。
ただ、私自身はとてもパワフルになりました!」
二人目妊娠で感じる心境の変化と胎動体験
毎日の過ぎ去り方が違う! それが二人目妊娠中の感想です
夫婦間で「子供は2人」と決めているという亜美さん。
一人目は絶対に女の子が欲しい、そう願っていたといいます。
「おままごとをしたり、おしゃれをしたり、そういうのが一緒にしたかったので、女の子を熱望していました。でも、流産を経たことで『元気で生まれてくれればどっちでもいい!』と思うようになったんです。
二人目を考えたときも、二歳差がかわいいよね、三歳差だと入学式や卒業式がかぶるから大変だよね、なんて言っていたのですが、夫から『入学式がかぶる?そんなの、2人で行き来したらよくない?まったく問題ないでしょ』って言われて、目からうろこがボロボロ。
結局4歳差になったのですが、『よかったね、上の子が手伝ってくれるからきっとラクだよ!』って。
ここでも夫のポジティブさに救われました。
何歳差がいいかとか、男女どっちがいいかとか、いつの季節の生まれがいいかとか、早生まれじゃないほうがいいとか、なんかそういうことがどうでもよくなったんです。
そもそも授かることが奇跡ですから。運命にまかせればいいんですよね!」
妊娠中の仕事継続への想い
仕事と出産。二刀流は大変だけど、
現代社会において女性の多くが悩むのが、妊娠・出産と仕事の両立。しかし亜美さんは「仕事を辞めるという選択肢はなかった」と言います。
「仕事はできる限り、続けていきたいですね。芸能界に限ってのことではないと思うのですが、どんなお仕事でもいただけるうちが花。
長女を出産するまでは『なんでもやります!寝る時間削ってでも仕事します!』っていうスタンスだったんです。
でも、娘との時間をちゃんと作りたくて、仕事をセーブするようになりました。泊まりの仕事や夜帯の仕事はできませんって伝え、日中だけの仕事に専念。仕事に出る日も週3日に。もう少しイケるかも?なんて思わなくもないのですが、『もうちょっとできる!まだいける!』くらいで止めるのがいいんだって気づきました。
子育てやプライベートをおろそかにしないよう、がむしゃらに仕事をするのではなく、きちんと線引きすることも大切なんだな、って」
第二子出産後は育休をきちんととる予定になっていますが、ひとつだけどうしても言いたいことがあると亜美さん。
「知人に2年間育休をとってそのまま仕事を辞めた人がいます。でもそれって、人それぞれの選択。
理由があって辞めているのに『無責任だ』って叩く風潮があるじゃないですか。
あれ、本当にやめてほしいと思います。生まれてみないとわからないんですよ。
よく寝てくれる子で、仕事に連れていっても全然大丈夫な子もいれば、まったく寝てくれなくて憔悴しながら面倒を見ることになる場合もある。
生まれてみなければ育児がどこまで大変かわからないんですから。他人がどうのこうのと言う必要はないですよね。
私自身も産休に入る日付は決めていますが、復帰する時期は決めていません。
自分自身と向き合って、自分にとってベストなタイミングを見極めればいいんです。
周囲が何と言おうと気にせず、今できることをやりましょう!」
妊娠中の女性へのメッセージとマタニティライフの楽しみ方
最後にマタニティライフを送っている読者の皆さんにエールをいただきました。
マタニティライフを楽しむためのアドバイス
「妊娠中って、自分が思うようにならないことが多かったり、感情の起伏が激しくなって涙もろくなったり、これまでの暮らしと違うことが多くて戸惑う方も多いと思います。だからこそ、無理は厳禁。体調を気遣いつつ、自分自身の気持ちをいちばんに優先して過ごしましょう。どんなことも完璧にしようとせず、『まぁいっか!』くらいの気持ちで過ごすのがおすすめです。
マタニティ期は人生でそう何度も味わえるものではありません。
だからこそ、妊娠中の〝今〞を十分に楽しんでほしいと思います。」
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