初めて赤ちゃんを迎えたパパの多くが、「抱っこもオムツ替えも全部不安…」と戸惑いを感じています。
本記事では、助産師・小児科医のガイドラインを参考に、新米パパが最低限おさえておきたい「ベビーケア5大スキル」をわかりやすく解説します。
オムツ交換や沐浴、ミルク作りから寝かしつけ、ベビーマッサージまで、明日からすぐ実践できるポイントをまとめました。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療の代わりにはなりません。気になる症状や不安がある場合は、必ず産婦人科・小児科などの医療機関に相談してください。
1. オムツ交換のテクニック
オムツ替えは「観察」と「清潔」がポイント
オムツ交換は、排泄の回数や色・状態から赤ちゃんの体調をチェックできる大切なタイミングです。
おむつかぶれを防ぐためにも、「こまめに替える」「肌を清潔・乾燥させる」ことを意識しましょう。
準備しておくもの
- 清潔な紙おむつ
- おしりふき(アルコール不使用の新生児向け)
- おむつ替えシートまたは防水マット
- 汚れたオムツを入れる袋
基本の手順(新生児〜)
- 手を石けんでしっかり洗う。
- 赤ちゃんを仰向けに寝かせ、転落のない安全な場所を確保する。
- 汚れたオムツの下に、新しいオムツをあらかじめ敷いておく。
- テープを外し、前側のオムツで大まかな汚れをふき取りながら折りたたむ。
- 女の子は前から後ろへ、男の子は股のしわまでやさしく拭く。
- おしりをよく乾かしてから、新しいオムツを指1〜2本入る程度のゆとりで留める。
パパへのワンポイント
足を高く持ち上げすぎず、おしりのあたりをそっと支えると股関節への負担を減らせます。
うんちやおしっこが続いている時は、おむつかぶれや赤みがないかこまめにチェックしましょう。
2. 沐浴の基本
沐浴はスキンシップとリラックスタイム
新生児期は、大人と一緒の浴槽ではなくベビーバスでの沐浴が基本です。
パパの声かけややさしいタッチは、赤ちゃんの安心感につながります。
準備するもの
- ベビーバス
- 湯温計
- ベビーソープ・ベビーシャンプー(低刺激)
- ガーゼ、バスタオル、保湿剤
お湯の温度と時間帯
お湯の温度は、一般的に夏は37〜38度、その他の季節は38〜39度程度の「ややぬるめ」が推奨されます。
授乳直後は吐き戻しやすいため、授乳前後30〜60分ほど時間をあけて沐浴すると安心です。
基本の沐浴手順
- 室温とお湯の温度を確認する。
- 首と頭をしっかり支えながら、ゆっくりお湯に入れる。
- 顔・頭→胸→おなか→腕→足の順に、ガーゼと泡でやさしく洗う。
- へその緒まわりはこすらず、やさしく洗ってしっかり乾かす。
- 上がったらすぐにバスタオルで包み、水分を押さえるように拭く。
- 保湿剤で全身を保湿する。
3. ミルクの作り方と授乳のコツ
ミルク作りは「温度」と「衛生」が重要
粉ミルクの調乳では、細菌対策として70度以上のお湯を使うことが推奨されています。
哺乳瓶や乳首は事前に洗浄・消毒し、作ったミルクは長時間常温放置しないようにしましょう。
調乳の基本ステップ
- 手をよく洗い、清潔な哺乳瓶を用意する。
- 月齢に合った量の粉ミルクを、付属スプーンですり切りで入れる。
- 70度以上のお湯をできあがり量の約3分の2まで注ぎ、よく溶かす。
- 残りのお湯または冷ました湯で既定量まで加え、再度軽く混ぜる。
- 流水や冷水で冷まし、腕の内側に一滴垂らして「ぬるい」と感じる程度にする。
授乳姿勢とゲップ
赤ちゃんの頭が少し高くなるように抱き、首をしっかり支えながら、乳首が常にミルクで満たされる角度に保ちます。
飲み終わったら縦抱きにして、背中をやさしくトントンし、ゲップを促すと吐き戻しを減らしやすくなります。
4. 寝かしつけのテクニック
赤ちゃんに合う「入眠パターン」を探す
赤ちゃんの睡眠リズムは月齢によって大きく変化し、「抱っこでないと眠れない」「夜泣きが多い」などは多くの家庭で見られます。
無理に一度で完璧を目指すより、赤ちゃんに合うパターンを家族で少しずつ探していく姿勢が大切です。
代表的な寝かしつけ方法
- 抱っこして、一定のリズムでゆらゆら揺らす。
- 背中やおしりを、一定のリズムでトントンする。
- 照明を落とした静かな環境で、やさしい音楽やホワイトノイズを流す。
- お風呂→授乳→絵本→就寝など、毎日同じ「寝る前ルーティン」を作る。
安全な睡眠環境づくり
うつぶせ寝は窒息のリスクがあるため、基本はあお向けに寝かせます。
顔の近くに大きなクッションやぬいぐるみを置きすぎないなど、呼吸を妨げない寝床づくりを意識しましょう。
5. ベビーマッサージの基本
ベビーマッサージの効果
ベビーマッサージは、赤ちゃんのリラックスや寝つきの向上、便通のサポートなどに役立つとされます。
パパがじっくり向き合う時間をとることで、「パパ=安心できる人」という印象が育ちやすくなります。
準備と基本の流れ
- 室温を赤ちゃんが裸でも寒くない程度に整え、風を避ける。
- パッチテスト済みのベビーオイルとタオルを用意する。
- 機嫌がよく、おなかいっぱいでも空腹でもないタイミングを選ぶ。
- 手を温め、オイルを少量とる。
- 足裏・ふくらはぎ・太ももを、心臓に向かってやさしく撫でる。
- おなかを「の」の字を描くようにマッサージする。
- 胸や腕も、赤ちゃんの表情を見ながら短時間で行う。
顔をそむける、泣き始めるなどのサインがあれば、無理に続けず中断することも大切です。
よくある質問
Q1. パパだけで沐浴しても大丈夫?
基本的な手順と安全ポイント(温度・姿勢・時間帯)を守れば、パパ1人での沐浴も可能です。
不安が強い場合は、両親学級や助産師の指導で練習してから、自宅で実践すると安心です。
Q2. ミルクと母乳、パパはどう関わればいい?
完全母乳でも、搾乳やミルクを組み合わせることで、パパが授乳に関わるケースは増えています。
ママの意向と医師の方針を確認しつつ、「夜間だけパパがミルク担当」など家庭に合った役割分担を話し合うとよいでしょう。
Q3. どのタイミングで小児科に相談すべき?
発熱、ぐったりして反応が弱い、ミルクをほとんど飲まない、呼吸が苦しそう、発疹が急に増えたなどの症状がある場合は、早めに小児科や救急相談窓口に連絡してください。
「いつもと違う」と感じた時点で、遠慮せず医療機関に相談することが、赤ちゃんを守るうえでとても大切です。


コメント