【四季別完全ガイド】マタニティファッションで叶える快適&おしゃれな妊娠期間の過ごし方

マタニティライフスタイル

妊娠中の体型変化に伴うファッション選びに悩んでいませんか。お腹が大きくなるにつれて、これまでの服が着られなくなり、「何を着たらいいの?」と困惑する妊婦さんは少なくありません。体調の変化も大きいこの時期だからこそ、快適さとおしゃれさを両立させたいという願いは当然のことです。

この記事では、support-bookのマタニティファッションチームが、長年にわたる妊婦さんへのサポート経験をもとに、春夏秋冬それぞれの季節に最適なマタニティコーディネート術をご紹介します。体温調節が難しい妊娠期でも快適に過ごせる素材選びから、体型カバーとおしゃれを両立させる着こなしテクニック、さらには産後も使えるコスパの良いアイテム選びまで、実践的なアドバイスが満載です。

この記事を読めば、季節ごとの気候変化に対応しながら、自分らしいスタイルを保ち続けるマタニティファッションの全てがわかります。


春のマタニティコーデ術

春は気温差が大きく、朝晩の冷え込みと日中の暖かさへの対応が求められる季節です。妊娠中は体温調節機能が変化するため、重ね着で調整できるスタイルが理想的です。

春のコーディネートで押さえるべきポイント

体温調節しやすいレイヤードスタイルを基本に

妊娠中はホルモンバランスの変化により、通常よりも体温が高くなる傾向があります。春の不安定な気温に対応するため、薄手のアウターを活用した重ね着が効果的です。カーディガンやデニムジャケットなど、脱ぎ着しやすいアイテムを選びましょう。

肌触りの良い天然素材を選ぶ

妊娠中は肌が敏感になることがあります。コットンやリネンなど通気性に優れた天然素材のインナーを選ぶことで、快適さが格段に向上します。特に直接肌に触れるトップスやワンピースは、柔らかな素材を優先してください。

明るい色で気分も軽やかに

パステルピンク、ミントグリーン、ラベンダーなど春らしい明るい色は、妊娠中の気分を明るくしてくれる効果があります。顔色を良く見せる効果もあるため、体調の変化で顔色が優れない日でも健康的な印象を保てます。

春におすすめの実践コーディネート

デニムジャケット×フレアマタニティワンピース

  • お腹周りにゆとりのあるAラインワンピースは、妊娠初期から後期まで長く着られる優秀アイテムです
  • デニムジャケットを肩掛けするだけで、こなれ感のある春らしいカジュアルスタイルが完成
  • 足元はフラットシューズやスニーカーで安全性を確保しながら、軽やかな印象に

ロングカーディガン×マタニティレギンス×チュニックトップス

  • 伸縮性の高いマタニティレギンスは、お腹の成長に合わせて調整できる万能アイテム
  • 腰回りをカバーできる丈のチュニックで体型を自然にカバー
  • ロングカーディガンを羽織れば、縦のラインが強調されてすっきりした印象に
  • カーディガンは腕まくりしてラフに着こなすと、今っぽいスタイルに

シャツワンピース×レギンス×スニーカー

  • 前開きのシャツワンピースは、産後の授乳期にも活用できるコスパ抜群のアイテム
  • ウエスト部分を調整できるタイプなら、お腹の大きさに合わせてシルエット変更が可能
  • 白や淡いブルーのシャツワンピースは清潔感があり、妊婦健診などの外出時にも好印象

夏のマタニティコーデ術

夏は妊娠中の体温上昇と気温の高さが重なり、最も暑さを感じやすい季節です。汗をかきやすく、むくみも出やすいため、通気性と機能性を最重視したアイテム選びが重要になります。

夏のコーディネートで押さえるべきポイント

吸汗速乾性に優れた素材を最優先に

妊娠中は通常の1.5倍程度汗をかくといわれています。綿100%やリネン混素材、または機能性素材を使用したマタニティウェアを選ぶことで、肌トラブルを防ぎながら快適に過ごせます。特に直接肌に触れるインナーは、吸湿性の高い素材を選びましょう。

紫外線対策は必須

妊娠中はホルモンの影響でメラニン色素が増えやすく、シミやそばかすができやすい状態です。UVカット加工のカーディガンや帽子、日傘を活用して、肌を守りましょう。特にお腹が大きくなると日焼け止めを塗るのも大変になるため、羽織りものでの対策がおすすめです。

むくみ対策を考慮した服選び

夏は特に足のむくみが気になる季節です。締め付けの少ないゆったりしたシルエットの服を選び、足首周りが窮屈でないデザインを選択しましょう。マキシ丈のワンピースやワイドパンツは、見た目の涼しさと機能性を兼ね備えています。

夏におすすめの実践コーディネート

リネン混マキシワンピース×サンダル

  • 一枚でサマになるマキシワンピースは、暑い日のお出かけに最適
  • リネン混素材なら風通しが良く、汗をかいても快適
  • 白やベージュなどの明るい色を選べば、光を反射して体感温度を下げる効果も
  • ストラップ付きのフラットサンダルで、足元の安全性を確保

オーバーサイズTシャツ×マタニティショートパンツ×スニーカー

  • ゆったりしたTシャツは風通しが良く、お腹への圧迫感もゼロ
  • マタニティ用ショートパンツは、腰回りがゴム仕様で締め付けなし
  • スニーカーは通気性の高いメッシュ素材を選ぶと、足のむくみ対策にも効果的
  • 帽子やサングラスをプラスして、紫外線対策も万全に

ノースリーブチュニック×マタニティワイドパンツ×サンダル

  • 腕を露出することで体温調節がしやすくなります
  • チュニック丈なら腰回りを自然にカバー
  • ワイドパンツは風通しが良く、足のむくみも目立ちにくい
  • 薄手のUVカットカーディガンを持ち歩けば、冷房対策も完璧

涼感素材のロンパース×ストローハット

  • 最近人気のマタニティロンパースは、トイレも楽で機能的
  • 涼感加工された素材なら、触れるとひんやりして快適
  • 上下一体型のため、お腹が出ても裾がめくれ上がる心配なし

秋のマタニティコーデ術

秋は春と同様に気温差が大きく、朝晩は冷え込むものの日中は暖かい日が続きます。重ね着を楽しめる季節であり、マタニティファッションの幅が最も広がる時期でもあります。

秋のコーディネートで押さえるべきポイント

レイヤードスタイルでおしゃれ度アップ

秋は重ね着を楽しむ絶好の機会です。ニットベストやカーディガン、ロングシャツなどを組み合わせることで、奥行きのあるコーディネートが完成します。体型カバーとおしゃれさを両立させる最も効果的な季節です。

秋色を取り入れて季節感を演出

テラコッタ、マスタード、ボルドー、カーキなど、深みのある秋色を取り入れることで、季節感のあるスタイリングが楽しめます。顔周りに明るい色を持ってくれば、顔色も良く見えます。

保温性と通気性のバランスを考慮

日中は暖かくても朝晩は冷え込むため、体温調節しやすい素材選びが重要です。ウール混やコットンニットなど、適度な保温性がありながら通気性も確保できる素材が理想的です。

秋におすすめの実践コーディネート

ニットベスト×シャツワンピース×ブーツ

  • トレンドのニットベストを主役にしたレイヤードスタイル
  • シャツワンピースは前開きタイプを選べば、産後も長く活用できます
  • ショートブーツで足元を引き締めれば、全体のバランスが整います
  • 首元にスカーフをプラスすれば、冷え対策とおしゃれを両立

ロングカーディガン×マタニティレギンス×長めのチュニック

  • 膝丈程度のロングカーディガンは、縦のラインを強調して体型をすっきり見せます
  • 黒やネイビーのレギンスは着回し力抜群で、どんなトップスとも相性良好
  • チュニックはお尻が隠れる丈を選ぶことで、安心感が増します
  • 足元はスニーカーやショートブーツで動きやすさを確保

オーバーサイズニット×マタニティデニム×スニーカー

  • ゆったりしたニットは一枚で着てもサマになる優秀アイテム
  • マタニティデニムは腹部がストレッチ素材になっており、締め付け感なし
  • スニーカーはクッション性の高いものを選び、足腰への負担を軽減
  • ニットの裾をフロントだけインすれば、こなれ感のあるスタイルに

シャツ×ニットワンピース×タイツ×ブーティ

  • ニットワンピースの下に襟付きシャツをレイヤードして、立体感を演出
  • タイツを合わせれば、冷え対策とおしゃれを同時に実現
  • ブーティは履きやすいサイドゴアタイプがおすすめ
  • バッグは軽量なナイロン素材を選び、体への負担を減らします

冬のマタニティコーデ術

冬は寒さ対策が最優先になりますが、厚着をし過ぎると動きにくく、室内では暑すぎることもあります。保温性と調整のしやすさを両立させたアイテム選びが鍵となります。

冬のコーディネートで押さえるべきポイント

軽くて暖かいアウターを選ぶ

妊娠中は体への負担を減らすため、軽量なダウンコートやウールコートがおすすめです。最近は妊婦さん専用の抱っこ紐対応ダウンコートもあり、産後も長く使えるため投資価値があります。

首・手首・足首の三首を温める

体を効率的に温めるには、首、手首、足首の「三首」を温めることが重要です。マフラーやストール、手袋、レッグウォーマーなどの小物を活用して、効果的に保温しましょう。

室内での温度調節を考慮

冬は暖房の効いた室内と寒い屋外の温度差が大きくなります。脱ぎ着しやすいカーディガンやボレロを持ち歩き、こまめに調整できるようにしましょう。

明るい色を取り入れて重たくならないように

冬は暗い色のコーディネートになりがちですが、顔周りに明るい色を持ってくることで、健康的で明るい印象を保てます。白やベージュのニット、明るい色のマフラーなどを活用しましょう。

冬におすすめの実践コーディネート

軽量ダウンコート×ニットワンピース×タイツ×ムートンブーツ

  • 軽くて暖かいダウンコートは、妊娠中の体への負担を最小限に
  • ニットワンピースは一枚で着られて楽ちん、保温性も抜群
  • マタニティタイツは腹部への締め付けがなく、保温効果も高い
  • ムートンブーツは内側がふわふわで、冷えやすい足元をしっかり温めます
  • マフラーやストールで首元の冷え対策も忘れずに

オーバーサイズニット×マタニティレギンス×ロングブーツ

  • ゆったりしたニットでリラックス感を演出しながら、体型もカバー
  • 裏起毛のマタニティレギンスなら、保温性が高く寒い日も安心
  • ロングブーツで足元をすっきり見せれば、全体のバランスが整います
  • ニットは明るい色を選ぶことで、冬でも軽やかな印象に

チェスターコート×タートルネックニット×マタニティパンツ×ブーティ

  • きちんと感のあるチェスターコートは、妊婦健診や外出時に活躍
  • タートルネックで首元をしっかり温めながら、顔周りもすっきり
  • マタニティパンツはウエスト部分がアジャスター付きで調整可能
  • ブーティは歩きやすいヒールの低いものを選びましょう
  • 手袋とマフラーで防寒対策を万全に

ボアブルゾン×スウェットワンピース×スニーカー

  • トレンドのボアブルゾンは、軽くて暖かく動きやすい
  • スウェットワンピースは着心地抜群で、リラックスした雰囲気に
  • スニーカーはハイカットタイプを選べば、足首の冷え対策にもなります
  • カジュアルながら、こなれ感のあるスタイルが完成

マタニティファッションを成功させる共通のコツ

投資すべきアイテムと節約できるアイテムの見極め

投資すべき長く使えるアイテム

  • マタニティレギンス(黒・グレー・ネイビーの3色):妊娠初期から産後まで、最も着用頻度が高いアイテムです
  • 授乳対応ワンピース:産前産後で長期間活用でき、コストパフォーマンスが高い
  • 質の良いダウンコート:冬出産予定なら、抱っこ紐対応タイプへの投資価値あり
  • フラットシューズ:安全性と快適性を考慮し、質の良いものを選びましょう

節約できるアイテム

  • トレンドアイテム:流行のデザインは短期間の着用になるため、プチプラでOK
  • 真夏のトップス:汗をかきやすいため、洗い替え用に複数枚購入する場合は手頃な価格のものを
  • 小物類:ベルトやアクセサリーは既存のものを活用できます

サイズ選びの重要ポイント

妊娠前のサイズを基準に、以下を考慮してください:

  • 妊娠初期(2-4ヶ月):通常サイズでOK、ウエスト部分がゴムやアジャスター付きのものを
  • 妊娠中期(5-7ヶ月):ワンサイズアップまたはマタニティサイズのMを
  • 妊娠後期(8-10ヶ月):マタニティサイズのLまたはゆとりのあるフリーサイズを

試着の際は、お腹の膨らみを想定して選ぶことが重要です。特にボトムスは、座った時にウエスト部分が食い込まないかを必ず確認しましょう。

産後も使えるアイテムの選び方

マタニティ専用ではなく、以下のような汎用性の高いアイテムを選ぶと経済的です:

  • 前開きのシャツやワンピース(授乳時に便利)
  • ウエストがドローストリングやゴム仕様のボトムス
  • オーバーサイズのトップス(体型カバーに長く使える)
  • マキシ丈のスカートやワンピース(産後の体型変化にも対応)

よくある質問

マタニティウェアはいつから必要ですか?

お腹の膨らみ方には個人差がありますが、一般的には妊娠4-5ヶ月頃から必要になります。特にボトムスのウエスト部分が苦しく感じたら、マタニティ用に切り替える時期です。早めに準備しておくと、体への負担を軽減できます。

マタニティウェアは何着必要ですか?

最低限揃えたいのは以下です:

  • トップス:5-7枚(洗濯頻度を考慮)
  • ボトムス:3-4本(レギンス2本、パンツまたはスカート1-2本)
  • ワンピース:2-3枚
  • アウター:季節に応じて1-2枚

ライフスタイルや洗濯頻度に応じて調整してください。在宅勤務が多い方は、快適なルームウェアを多めに用意するのがおすすめです。

普通の服で代用できるアイテムはありますか?

以下は妊娠前の服でも代用可能です:

  • オーバーサイズのシャツやTシャツ
  • ロング丈のカーディガン
  • ゆったりしたワンピース
  • ストレッチ素材のワイドパンツ

ただし、ボトムスのウエスト部分は専用のマタニティ仕様の方が快適なため、最低限マタニティレギンスやパンツは購入することをおすすめします。

体重増加が気になり、サイズアップを躊躇しています

妊娠中の体重増加は自然なことであり、赤ちゃんの健康的な成長に必要です。締め付けのある服を我慢して着続けると、血行不良やストレスの原因になります。適切なサイズの服を着ることは、母体と赤ちゃんの健康を守るために重要です。産後は体型が戻るケースが多いため、今は快適さを優先しましょう。

おしゃれなマタニティウェアはどこで購入できますか?

最近は選択肢が増えています:

  • マタニティ専門ブランド:機能性が高く、デザインも豊富
  • ファストファッションブランド:手頃な価格で流行を取り入れられる
  • オンラインショップ:口コミを参考にしながら、自宅でゆっくり選べる
  • フリマアプリ:短期間しか着ないため、中古でも状態の良いものが見つかります

実店舗で試着してサイズ感を確認してから、オンラインで購入するのも賢い方法です。


マタニティ期間は人生の中でも特別な時間です。体の変化を受け入れながら、自分らしいファッションを楽しむことで、妊娠期間がより充実したものになります。

季節ごとの気候変化に合わせた快適なアイテム選びと、体型の変化に柔軟に対応できるコーディネート術を活用すれば、マタニティファッションの悩みは解消できます。特にマタニティレギンスと授乳対応ワンピースは、妊娠初期から産後まで長く活躍する投資価値の高いアイテムです。

妊娠中の体は日々変化します。無理をせず、その時々の体調に合わせた服選びを心がけてください。快適さを第一に考えながらも、おしゃれを楽しむ気持ちを忘れずに、素敵なマタニティライフをお過ごしください。

どのようなマタニティコーデに挑戦してみたいですか。春夏秋冬、それぞれのお気に入りスタイルを見つけてくださいね。

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