体調に合わせて自宅で楽しめる、マタニティ期のカップルにおすすめの趣味と過ごし方を紹介します。
マタニティ期のおうち時間を楽しむために
妊娠がわかると、嬉しさと同時に「体調が心配で外出が減りそう」「二人の時間をどう楽しめばいいのかな」と不安になる方も少なくありません。マタニティ期はホルモンバランスの変化で心も体も揺らぎやすいからこそ、安心できる自宅で、パートナーと一緒にリラックスしながら過ごす工夫が大切です。
support-bookでは、妊活・マタニティ領域で多くの読者の相談に向き合ってきた経験から、「無理をしない」「二人で話し合いながら決める」「医療的な不安は専門機関に相談する」という3つの軸を大切に、おうち時間の過ごし方をご提案しています。
映画鑑賞で二人の時間を楽しもう
妊娠中は、つわりやだるさ、むくみなどで外出が負担になることもありますが、自宅での映画鑑賞なら体調に合わせてゆっくり楽しめます。途中で一時停止したり、横になったりしながら視聴できるので、妊娠中でも取り入れやすいおうち趣味のひとつです。
「赤ちゃんが生まれたら、ゆっくり映画を見られなくなるかも」という声はとても多く、マタニティ期は二人きりで同じ作品を味わえる貴重なタイミングでもあります。ジャンルを決める前に、その日の体調や気分をパートナーと話し合い、無理のない作品選びをすることがおすすめです。
妊婦さんにやさしい映画の楽しみ方
- 長時間同じ姿勢にならないよう、クッションやブランケットで体勢をこまめに調整する
- トイレが近くなる時期は、気軽に一時停止できる配信サービスを活用する
- 重いテーマの作品が負担に感じる日は、コメディや癒やし系アニメなど軽めの作品を選ぶ
二人の会話が増える作品選びのコツ
映画を「流し見」するのではなく、見終わったあとに感想を話せるような作品を選ぶと、自然と会話が生まれます。例えば、「家族」「子育て」「パートナーシップ」をテーマにした作品は、将来のイメージを共有するきっかけにもなります。
「このシーンの考え方、わたしたちならどうする?」「こんな家族いいね」といった会話を重ねることで、出産後の役割分担や家族像を前向きに話し合う時間にもつながります。
お家で楽しむ手作り料理タイム
妊娠中は栄養バランスのとれた食事がとても重要ですが、すべてを一人で抱え込もうとすると心身ともに負担になりやすくなります。パートナーと一緒にキッチンに立つことで、「食事作り」が義務ではなく、二人の楽しい共同作業に変わっていきます。
特に、鉄分・カルシウム・葉酸など妊娠期に意識したい栄養素を、一緒に学びながら料理に取り入れると、パートナーの理解も深まりやすくなります。料理初心者の方も、混ぜる・盛り付けるなど簡単な作業から参加すれば十分です。
栄養を意識した二人で作れる簡単メニュー例
- 鉄分たっぷりほうれん草のごま和え(冷凍のカットほうれん草を使えば下処理も簡単)
- カルシウム補給に豆乳グラタン(野菜ときのこをたっぷり入れてボリュームアップ)
- 具だくさんミネストローネスープ(冷蔵庫の野菜をまとめて使えるお助けメニュー)
料理タイムを「夫婦の学び時間」に変えるアイデア
レシピを選ぶときに、「今日は鉄分を意識したメニューにしよう」「葉酸が多い食材は何かな?」と声に出して話し合うことで、自然と栄養の知識が身についていきます。パートナーが自分から食材や調理方法を調べてくれるようになると、産後の食事作りの心強い味方にもなります。
味付けを薄めにしたり、香辛料を控えたりする工夫も、妊娠中の体調に合わせた大切なポイントです。体調が悪い日は、無理をせずパートナーに任せる、デリバリーもうまく活用するなど「頑張りすぎない」選択肢も大切にしてください。
DIYで赤ちゃんを迎える準備を
赤ちゃんを迎える準備は、買い物だけでなく「手作り」を取り入れることで、思い出深い時間になります。手作りのスタイやにぎにぎ、フォトフレームなどは、完成したあともずっと残る「二人から赤ちゃんへのプレゼント」です。
裁縫が得意でなくても、キットを使えば必要な材料と作り方がそろっているので安心です。作業量はその日の体調に合わせて、少しずつ進めていきましょう。
マタニティ期におすすめの簡単DIYアイテム
- アルバム作り:エコー写真や、妊娠中の思い出写真をまとめて、出産後も振り返れる一冊に
- ベビー服のリメイク:パートナーのTシャツをベビー用小物にリメイクするなど、ストーリーのあるアイテムに
- 簡単な棚や収納ボックス:おむつやおしりふき、お世話グッズをまとめて置けるスペースを二人で設計
安全にDIYを楽しむためのポイント
DIY作業中は、長時間立ちっぱなしにならないよう、こまめに休憩を取りましょう。重いものを持ち上げたり、高い場所の作業をしたりするのはパートナーの担当にして、妊婦さんの体に負担がかからないよう配慮することが大切です。
ペンキや接着剤など、刺激の強いにおいがする素材を使う場合は、換気を十分に行い、気分が悪くなったらすぐに中止してください。小さな違和感でも我慢せず、その日の体調に合わせて作業を調整しましょう。
音楽を楽しむ胎教タイム
胎教という言葉を聞くと「特別なことをしなきゃ」と構えてしまう方もいますが、基本は「ママとパパが心地よく過ごすこと」が一番大切です。難しく考えすぎず、リラックスできる音楽を一緒に楽しむ時間を作るところから始めてみましょう。
クラシックやオルゴール音楽は、ゆったりしたテンポで心を落ち着かせやすいと言われますが、必ずしもそれに限る必要はありません。二人のお気に入りの曲や、前向きな気持ちになれる音楽を選び、ボリュームは会話ができる程度のやさしい音量に設定しましょう。
音楽胎教の楽しみ方アイデア
- クラシック音楽やオルゴール音を流しながら、パートナーに肩や腰をやさしくマッサージしてもらう
- お腹に手を当てながら、赤ちゃんに話しかけるように歌を口ずさむ
- 夜寝る前に、毎日同じプレイリストを流して「赤ちゃんとのおやすみ儀式」にする
音楽時間を通じてパートナーシップを育む
音楽を聴きながら「今日はどうだった?」「最近こんなことが不安で…」と、日々の気持ちをゆっくり話す時間にするのもおすすめです。音楽が流れていると沈黙も心地よく感じやすく、言葉が出てこないときも「ただ一緒にいる時間」として過ごせます。
パートナーがスマホやスピーカーの操作を担当したり、プレイリストを作ってくれたりすると、「自分も妊娠に参加している」という実感につながりやすくなります。
おうち時間を充実させるポイント
どんな趣味を選ぶにしても、「完璧を目指さない」「その日の体調で柔軟に変える」というスタンスが、おうち時間を心地よく続けるコツです。予定していたことができなくても、自分を責める必要はありません。
「今日は映画の代わりに、10分だけおしゃべりしよう」「体が重いから、音楽を流してゴロゴロする日にしよう」など、選択肢をいくつか用意しておくと気持ちがラクになります。小さな楽しみを積み重ねることで、マタニティ期の思い出が自然と豊かになっていきます。
コミュニケーションを大切にするコツ
妊娠中は、感情が不安定になりやすかったり、ちょっとした一言に傷つきやすくなったりすることがあります。これは決して性格の問題ではなく、ホルモンバランスの影響も大きい自然な変化です。
パートナーには「今はこういうことで不安になりやすい」「こう言ってもらえると安心する」といった気持ちを、できる範囲で言葉にして伝えてみましょう。またパートナー側も、「どうしたら楽になる?」「何かできることある?」と、決めつけずに聞いてあげる姿勢が大切です。
会話が増えるおすすめの小さな習慣
- 一日の終わりに「今日うれしかったこと」「今日がんばったこと」を一つずつ共有する
- エコー写真やマタニティ記録を見ながら、赤ちゃんへのメッセージを話し合う
- 不安なことを書き出して、一緒に「誰に相談するか」「どう対処できそうか」を整理する
無理のない範囲で楽しむために
つわりの時期や、お腹が大きくなる後期は、とくに体調が変化しやすい時期です。予定していた趣味を一度中断することになっても、「赤ちゃんと自分の体を守る選択ができた」と前向きにとらえて大丈夫です。
少しでも「いつもと違う」「苦しい」と感じたら、すぐに休憩をとり、必要に応じて医療機関に相談してください。おうち時間を豊かにすることよりも、妊婦さん本人と赤ちゃんの安全がなによりも優先されます。
新しいことにチャレンジするときの注意点
マタニティ期は、時間の使い方が変わることで新しい趣味を見つけやすいタイミングでもあります。オンライン講座や語学学習、写真整理、家計や育児費用の見直しなど、将来に活きる取り組みも魅力的です。
ただし、新しいことを始めるときは「頑張りすぎて疲れないか」「締め切りやプレッシャーがストレスにならないか」を事前に確認しておきましょう。続けることが目的ではなく、「今の自分が心地よくいられるかどうか」を基準にすることが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 妊娠中におうちで楽しむ趣味は、いつから始めて良いですか?
体調が安定しているタイミングであれば、いつから始めてもかまいません。特につわりが落ち着く時期以降は、多くの方が自宅での趣味を楽しみやすくなりますが、開始時期は個人差が大きいため、体調を最優先にしましょう。
Q2. 映画や音楽のボリュームは赤ちゃんに影響しますか?
一般的な生活音や、会話ができる程度の音量であれば、過度に心配する必要はないとされています。ただし、大音量で長時間聴き続けることは妊婦さん自身の負担にもなるため、リラックスできる穏やかな音量を意識しましょう。
Q3. DIYや家事で気をつけるべきポイントはありますか?
重いものを持ち上げる、高い場所に手を伸ばす、長時間立ちっぱなしになる作業はできるだけ避けましょう。負担の大きい作業はパートナーに任せ、妊婦さんは座ってできる軽い作業を担当するなど、二人で役割分担を工夫してください。
Q4. 心配ごとが多くて、おうち時間を楽しめません。
妊娠中に不安を感じるのはごく自然なことであり、「楽しめていない自分」を責める必要はまったくありません。無理に趣味を増やそうとせず、まずは信頼できる医療機関や自治体の相談窓口、パートナー、家族などに気持ちを話すことから始めてみてください。
まとめとこれからの二人へ
マタニティ期のおうち時間は、パートナーと一緒に映画を見たり、料理をしたり、赤ちゃんの準備を進めたりと、ささやかな日常の中にたくさんの喜びがつまっています。完璧な過ごし方を目指す必要はなく、「その日そのときの自分たちにとって心地よい選択」を積み重ねていくことが何より大切です。
赤ちゃんが生まれたあと、「あのとき一緒に作ったね」「あの映画を見ながら将来の話をしたね」と振り返られるような、二人だけの思い出がきっと増えていきます。この記事が、お二人のマタニティライフを少しでもあたたかく彩るきっかけになれば幸いです。
免責事項
本記事の内容は、妊娠中のカップルのおうち時間づくりの参考情報としてまとめたものであり、個々の医療的判断や診断を行うものではありません。持病がある方や妊娠経過に不安がある方、体調について気になる点がある方は、必ず主治医や医療機関など専門家に相談のうえ、指示に従ってください。
紹介している活動や過ごし方はすべての妊婦さんに安全であることを保証するものではなく、実践の可否や負荷の程度は、それぞれの体調や妊娠の経過によって異なります。ご自身の体調に違和感を覚えた場合は、直ちに活動を中止し、必要に応じて医療機関を受診してください。



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