もあいかすみ さんSpecial interview

妊活ガイド
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KASUMI MOAI

1991年11月9日生まれ。管理栄養士、料理研究家。

お勤めしながら自炊をしてきた経験と知識を生かした、働く人のための簡単時短レシピが人気を博し、SNSの総フォロワー数が100万人を突破。TVやwebサイトなどさまざまなメディアに出演する傍ら、キッチンブランド『moai』のプロデュースも手掛ける。

InstagramやTikTokの総フォロワー数100万人以上。

2023年に活躍した料理インフルエンサーを表彰する「第9回フーディストアワード」で、

約3万人の中から総合グランプリを受賞した、もあいかすみさん。

8月下旬に無事出産を果たした彼女に、妊活を行うことになったきっかけや治療中の思い出など、思いつく限りを語っていただきました。

まったく知識がないまま病院へ 結果、すべて「おまかせ」状態に

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「結婚したばかりの頃は、妊娠してもいいし、しなくてもいい、それくらいの軽い気持ちで生活していました。料理のお仕事が軌道に乗ってきたときだったので、子どもはまだ早いかな?という思いもあったんです。でも、年齢を重ねるにつれて子どもが出来にくくなっていくということは知識として知っていたので、遅かれ早かれ、まずは検査をしに、病院へ行こう! と思っていました」

 ユーチューバーをサポートする株式会社GUILD(ギルド)の社長・高橋将一さんと結婚したのは2021年。夫婦揃って仕事が忙しかったことから、あくまでも流れにまかせていたというもあいさん。タイミングを狙うこともなく過ごしてきましたが、さすがに2年が経過しても授からないことに、じわりじわりと不安が生まれていったといいます。

「結婚式が終わったらすぐに検査をしに行こうと決め、まずはクリニック探しを行いました。実際に不妊治療を経験した友人やネットから情報を収集。友人におすすめされた比較的通いやすい場所のクリニックへ検査に行ってみることになりました。

 今の不妊治療の現場ってすごいんですよ。そのクリニックは、他でうまくいかなくて転院してくる方が多いみたいで、院内は驚くほどの人、人、人。とくに、私みたいに軽い気持ちで検査に来る人は珍しいのか、いきなり先生から専門用語を並べられ、突然体外受精の話をされて……え? ソレ何ですか? 日本語でお願いします、的な感じだったんです。

 結局、先生にこちらから質問しようにも何を質問すればいいかすらわからない状態だったので、『次は何をすればいいですか?』って聞いて、全ておまかせすることに。

素人の考えでいろいろ調べたりするよりも、プロの意見を聞いたほうが早いかな?って

思ったんです。なのでそれ以降は、わからないことは基本的にスルー。自分が次に

何をすればいいか、次はいつ病院に来ればいいか、それだけを聞くようにしていました。

今思えば、全部まかせてしまうことで、自分自身の気持ち的にはすごくラクになっ

たかもしれません」

授かり体質づくりと安心のためサプリメントは厳選

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ご主人のサポートもあり、検査を経て、病院へ通うことになったもあいさん。検査結果は夫婦ともに問題なく健康で、それを聞いたご主人はホッとした表情を浮かべていたといいます。

「検査結果に問題がなかったので、このまま普通に夫婦関係をもっていれば自然妊娠が望めるかもしれないと先生からは言われました。その後、検査を兼ねて人工授精を行ったのですが妊娠できず。しばらくの間タイミングをとって夫婦生活を行いましたが、やはり妊娠できず。ここまできたらモタモタすることなく体外受精に進もう、そう思いました」

 医師からはもう少し人工授精を試してみてもいいのでは?と薦められたけれど、体外受精にステップアップしたというもあいさん。

「そのときは、子どもを産む気が満々だったというか―今すぐにでも子どもが欲しい、そう思っていたんですよね。人工授精でうまくいかなくてステップアップしたという知人の話も聞いていたので、手っ取り早く……と言うと言葉は悪いですが、妊娠する確率が高い方法があるのなら、それを試すのも手かな、と」

 もちろん、妊活のために生活や食事など、改善できる点はすべて改善。

「先生からは、葉酸とビタミンDは摂ってほしいと言われたので、まずはサプリメント探しからスタートしました。口コミを読んだり、成分を確認したりして、これなら安心して飲めると思ったのが、『BELTA』のサプリメントだったんです」

 普通の食事なら材料を見れば何を使っているか分かるけれど、粒状になったサプリメントは、何が使われているか分かりにくいもの。赤ちゃんにとって有害な物質が含まれていたらと不安になったこともあり、BELTAを見つけたときは安心感しかなかったそう。

「もう1つ、BELTAを選んだキッカケになったのは、妊活用、妊娠中用、産後用と、ライフステージに合わせて必要なサプリが用意されているということ。一貫して同じメーカーのものが使えるというのが素晴らしいし、何より、そのときどきに必要な栄養素が全て入っているので、難しいことを考えず順番に飲んでいけばいいところが気に入ったんです。

 食生活面では、サプリを飲んでいるという安心感もあり、そこまで気にすることなく過ごしました。生まれてくるであろう子どものために国産野菜にこだわったり、過剰に油を摂取しないようにしたり、魚を多く食べるようにしたり―それくらいでしたね」

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 温活も身体に良いと聞き、1日1回は湯船に入り、室内でも体を冷やさないようにするなど、出来る範囲で体づくりにも努めたといいます。

「のんきにスタートした妊活ですが、1年近く授からずにいたら、不安がだんだん募ってきて……。夫につい弱音を吐いてしまったこともあります。その時に夫が『俺はかすちゃんがいれば大丈夫だから。子どもができなかったら、二人で楽しくやっていこうよ』と、そう言ってくれたんですが、それがすごくうれしくて。そうだ、二人でも十分幸せなんだからいいじゃないか、と、気持ちがスッとラクになったのを覚えています」

 体外受精を経て妊娠し、この夏、無事に出産。愛らしい女の子の誕生に、夫婦はもちろん、親族一同がメロメロになっているのだそう。そうした中、ただ1つだけ、今から決めていることがあるともあいさんは続けます。

「夫婦の関係を、これまでのように保っていきたいと考えています。子どもが生まれることで、夫婦ではなくパパとママになってしまうという話をよく聞きますが、それは嫌なんです。子ども中心になってしまわないよう、夫婦関係も同じくらい大切にしていきたいんです。もちろん子どもは子どもで大切ですが、いつまでも仲良く、お互いを慈しみ合える夫婦でいられるように、ママになり過ぎず、パパになり過ぎず、ほどよい関係性を保った家族を目指したいと思います」

もあいかすみさんの妊活HISTRY
  • 29歳(2021年2月)
    結婚。コロナ禍の中だったので結婚式は後回しに
  • 30歳(2023年1月)
    挙式。その後、すぐに婦人科を受診し、不妊治療生活へ
  • 2023年10月
    女性のライフステージブランド『BELTA』の公式アンバサダーに就任
  • 32歳(2023年12月)
    体外受精により、妊娠
  • 2024年8月
    女児を出産

ターニングポイント

Point1 妊活していることを周囲に発信する

妊活を、デリケートなもの、言いづらいものとして捉えて隠してしまう人もいるようですが、思い切って発信することで、『実は私も…』と思わぬところで交友が広がって仲間ができたり、情報が集まったり、良いことづくめに。気に掛けてもらえることも増え、応援してもらえることも増え、そうしたことが1つ1つ、心の糧になったように思います。

Point2 夫婦でお散歩へ

夫が日課で1日1万歩歩いていたので、体づくりも兼ねてお付き合い。妊活中に不安な気持ちがムクムクと沸いてくることがありますが、そんなときは一緒に歩きながら、さまざまな話を夫にするようにしていました。散歩中って、他にすることがないからヒマらしくて、夫も素直に聞く耳を持ってくれるんですよ。家でゆっくり話を…と思っても、ゲームをしり、ネトフリを見たりと忙しく、意外と話し合いの時間が持てないもの。散歩、おすすめです。

ちなみに、話した内容は本当にさまざま。何人子どもが欲しいか、教育環境はどうするか、家事の分担をどうするかなど、細かい部分まで話し合っていました。

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Point 3 速やかに病院で検査を受けた

妊娠しない、どうしよう―そう悩んでいる時間があったら、今すぐクリニックに行くことをおすすめします。クリニックに行ったら、同じように悩んでいる方が驚くほど多くいて、カルチャーショックというか、ああ、今や不妊治療は“あたりまえ”のことになっているんだとびっくり。それとともに、ホッとする気持ちもありました。インスタのフォロワーさんから、妊活にかかるお金についての質問が多く寄せられますが、治療のほとんどが保険適用だし、自治体の補助金も出るので、思っている以上にお金がかかりません。高額療養費制度も使えるので、中には体外受精をしてプラスになった、なんて話もあります。悩んでいるくらいなら、病院へ。タイミングで何年もかけるより、体外受精を選択した方が近道なことがあると、先生も言っていましたしね。

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